ポイントカードと電子マネー
ポイントカードは買い物をすると何%かポイントが付き
そのポイントで買物ができるシステムです。
客をその店に縛る狙いが見えますが他に大きな狙いが有ります。
1000円の商品に10%のポイントが付く場合
元々は900円の商品を100円値上げして売っています。
ポイントは値上げした分を貯めているので
いくら使われても個別の店の売り上げになるだけなので損をしません。
ポイントカードを作らない人は値上げした商品を買っています。
お店に縛るシステムですがカードを作らない客の方が
お店にとっては利益率が高くなるのです。
これを最初に考えた人は本当に頭が良いと思いました。
カードを作らない人は経済を余分に回していると捉えると良いです。
このポイントカードの遺伝子を持つのが電子マネーです。
政府は来年のオリンピックに向け電子マネー決済を普及させようとしています。
利益率が高くなるので各社が独自の決済システムを導入するのも当然です。
客としては統一してくれた方が使いやすいのですが
独占されると競争力が失われ、かえって値上げ率が高くなる恐れがあります。
また電子マネーの弱点は停電に弱いところと
データであるためにセキュリティリスクが常に付きまとうことなので
現金と電子マネーの両方を使えるようにしておくことが大切です。