とくみつのひきこもり相談ブログ

7年3ヶ月ひきこもり無職の後、働き始めました。
ひきこもり無職の間、怖い経験をしました。
このブログは自分と同じ目に遭ってほしくないという思いで立ち上げました。

儒教と道徳

儒教と道徳はどちらも人の在り方を説いた思想ですが多くの違いが有ります。


儒教が社会、秩序、規律を重視しているのに対し
道徳は無為自然、無型を重視しています。
一見すると儒教的な人の方が真面目で会社も儒教的な人間を欲します。


地球上に人間しかいないなら儒教で充分です。
しかし実際は動物や植物がいて山や森や海が在って地球や太陽や宇宙が在ってその全ての自然の中に人間も在ります。
自然の中に在ることを自覚した上でどう考え行動すべきかと説いているのが道徳です。


一例としてウドの大木を挙げます。
大きいだけで役に立たないものとして表現されますが
道徳ではウドの大木になった方が良い場合もあるとされます。


身が有り役に立つ材木はどんどん切り倒されます。
その山が開発されない限りウドの大木は役に立つ材木より生き残るのです。
会社に例えると過労死するぐらいならさっさと辞めるのが道徳的な人間なのです。


道徳的な人間は会社と相性が悪そうに見えますが
その人に適した仕事を与えれば何事も無く無難にこなします。


道徳は曖昧であるが故に理解しがたいもので敬遠されやすいものです。
道徳を学ぶ人もことさら道徳を分からせようと躍起になったりしません。
強い言葉を使う時点で道から外れるからです。


道徳を修めていくと道徳を学ばない人には口を閉ざすようになります。
必要ならいずれ自分から学ぶようになるというのが道徳のスタンスだからです。


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