嫌な記憶は忘れない
今まで生きてきて嫌な目、つらい目に遭ったことが無い人は少ないと思います。
できれば忘れたいと思うような記憶もあるかと思います。
でもそういった記憶は忘れたくても忘れらないものです。
しかしその記憶を消したいと考えてはいけません。
その記憶は自分が生きていくために必要な記憶だからです。
何不自由なく自分の思い通りに生きてきた人と苦労ばかりしてきた人。
どちらが生存確率が高いと思いますか?
言うまでもなく苦労してきた人です。
いざという時、何不自由なく生きてきた人は
今度も大丈夫だろうと根拠の無い自信を持ち足元をすくわれます。
苦労ばかりしてきた人はそんな状況になる前に回避しようとします。
つらい記憶をいっぱい持っている人と言えばひきこもりです。
ひきこもりは生存本能が強すぎるために外に出ることを恐れます。
しかしひきこもっていても死が近づいてくるため
その生存本能を外に向けることができれば
生きることに対して突き進むことができます。
ひきこもりはコミュ障ですがマニュアルを渡せばその通りに仕事ができます。
工程を飛ばすと危険だと説明すればなぜ危険なのかすぐに理解してくれます。
ひきこもりには危険予知トレーニングをする必要が無いのです。
労働者の安全意識が低いために労災を引き起こしてしまった企業から見れば
ひきこもりは優良株なのです。
ひきこもりの持つ潜在力がもう少し広まれば良いなと思います。