道徳や知識の穴
知識が無いとそこを中心に穴が空きます。
いくら完全な計画を立てても知識の穴によって
前提や認識が間違っているのに気付くことができません。
例えば家鳴りですが知識が無いと霊の仕業と勘違いします。
科学の知識が有れば温度や材質の違いによって生じると分かるので問題にしません。
道徳は上手く行っているかどうかに関わらず常に慎重であるべきと説いています。
上手く行ったから次も上手く行くとは限りません。
しかし上手く行き過ぎるとやり方を変えることが難しくなります。
時代が変わりやり方が時代遅れになっていても最初は上手く行っていたんだとか、
ここでやめたらこれまでの投資が全て無駄になってしまう、
そして気付いたら手遅れになり大きな損失を被ってしまった。
典型的なコンコルド錯誤です。
道徳では上手く行ったなら早めに身を引くことを良しとしています。
諸行無常の原理により上手く行った方法がいつまでも通用することは無いからです。
道徳を知っていれば大損する前に撤退できるのです。
現在、道徳を知らない人達が今までの方法を改めることができず失敗を重ねています。
揺り戻しが色々な所で発生しているので道徳を知らない人は厳しい状況に追い込まれるかも知れません。