とくみつのひきこもり相談ブログ

7年3ヶ月ひきこもり無職の後、働き始めました。
ひきこもり無職の間、怖い経験をしました。
このブログは自分と同じ目に遭ってほしくないという思いで立ち上げました。

ひきこもりの方たちにやってほしい事

現状を打破するためにもっとあがいて欲しいです。
働こうとするのは一旦横に置いて、それ以外のできることを全てやってください。
私に限らずひきこもりから脱出できた人も大勢いらっしゃいます。
その人達の体験談を片っ端から見て自分にもできそうな事を取り込んでいってください。


私の場合は幻聴に殺されそうになったからという一見参考になりそうに無い事例ですが
全く下地が無かったわけではありません。
食事は最低限の健康を考えてました。
内容はご飯、納豆、卵、豆腐、ヨーグルト、チーズ、トマト、バナナ、ハンバーグ。
ずっとこれだったので幻聴が悪化する原因の一つとなりましたが体は頭を除いて至って健康でした。筋トレのような負荷が掛かる運動はしていませんでしたがラジオ体操はほぼ欠かさず行っていました。


そしてネットをやっている時は斜に構えたりせず、
面白いネタを見た時は素直に笑い、感動できる話を見た時は涙を流していました。
ひきこもっている間ネガティブになり過ぎなかったことが

脱出できた要因だと分析しています。


それから両親は私が7年3ヶ月の間、
働かない事について咎めたことはたったの一度もありません。
それもひきこもりから脱出できた要因の一つでした。
辛抱強く待ってくれた両親に感謝しています。


そして今の私からやって欲しいと思っていること。
日光を浴びてください。
外に出なくても良いです。少しの時間で良いです。
ほんのわずかでも浴びれば心と体の薬になります。



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本当は怖いひきこもり


私は働く方と働かない方どちらが怖いかと問われれば
間違いなく働かない方が怖いと答えます。


幻聴に襲われた時に自分の意思とは別に核の自分が存在していることを知りました。
核の自分は外部からの影響をモロに受けます。
それは自分の意思とは違いごまかすことができません。


働いていないとあらゆる事が核の自分を傷付けるようになります。
外から子供の笑い声が聞こえただけで傷付いてしまいます。
子供は未来の象徴であり普通なら笑い声を聞けば癒されるものです。
しかしひきこもっていると子供の笑い声ですら自分を傷付ける刃となります。


幻聴に襲われたことによって核の自分の悲鳴を聞きました。
それは身を切り刻まれるような耐え難い悲鳴でした。
ひきこもりの皆さんにはその悲鳴が聞こえる前に復帰してほしいと心から願っています。


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「悟る即立つ」は科学的に見て正しい

この記事はPL会員向けの記事です。


ふと何かしたいと思った時、今すぐできるのに1週間後にしたとします。
それはその1週間の間そのやりたいと考えていた事が
脳の一部を占領することになります。
できることを先延ばしにすればするほど使える脳の容量が減っていき、
つまらないミスをするようになります。
逆に気付いたことをすぐにやれば脳に余裕が出てきて
目の前の物事に対し集中できるようになります。


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ひきこもりのお子さんを持つ親御さんへ伝えたいこと

ひきこもりにとって外の社会へ出るという事は
断崖絶壁に架けられたガラスの橋を渡るようなものです。
最初の一歩さえ踏み出すことができれば
ガラスの橋はやがて石の橋へと変わっていきますが、
とにかく最初の一歩が重い。


厄介なのは無理矢理渡らせようとすると
ガラスの橋は割れて落ちてしまうということです。
さらに厄介なのはこちらにそのつもりが無かったとしても
本人がわずかでも強制されていると感じたら
やはりガラスの橋は割れてしまうということです。
何を大袈裟なと思われるでしょうが全くの逆でこの表現ですら生ぬるいと思っています。


とにかく子供を否定してはいけません。
このままじゃ駄目だという事は本人が一番よく分かっているのです。
今さら親が駄目だと言ったところで何も変えることはできません。


ひきこもりの人は基本的に優しいです。
上手く喋ることができないから相手に変に思われたらどうしよう。
そういうことばかり考えています。
でもお子さんのその優しさは認めてあげてください。


働かせようとするのは一旦横に置いて
家の中に居場所を与えてあげてください。役割を与えてください。
トイレ掃除なり風呂掃除なりさせてあげてください。
ゴミ出しはハードルが高いのであまり薦めません。
自主的に掃除するようになれば助かる見込みがあります。
ですが決して焦ってはいけません。
仕事や労働といった単語はNGワードと考えてください。
お子さんはお子さんで掃除さえしていれば文句を言われないのなら気楽なものでしょう。
働く意思が全く無くてもそれで良いのです。
掃除をしてくれるお子さんをありがたいと思えるようになって
初めて解決への第一歩となります。


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とくみつの兄について

私の兄は生まれつき体が弱い人でした。
母体である母の体が強くなかったからです。
私も体が弱いです。
私は小学生の時はしょっちゅう風邪をひき風邪で死にかけた事もあります。
私は自分の体の弱さを自覚していたので努力して健康な体を手に入れました。


しかし兄は成人以降自分の体の弱さを忘れてしまったようです。
毎日遅くまで残業し食事も菓子パンで済ます。
それで生来の体の弱さが祟って癌になってしまいました。
日に日に心も体も病んでいく兄。
「こんな体になったのはお前のせいだ!」
これを言った兄の心情と言われた母のショックは想像が及びません。


私は自暴自棄になった兄が何をするか分からず兄が怖くなり
兄から逃げるために一人暮らしを始めました。
逃げてごめんなさい。


兄は将棋がとても強い人でした。
中学生の頃には父と互角になり高校生になると父は勝てなくなりました。
兄の棋力は三段でしたが成人以降は父は1回も勝てなくなったので
もしかしたら四段くらいの実力があったかもしれません。
兄がこの世を去った後、父は息子と将棋を指せる幸せを思い知らされたようでした。
私と父が将棋を指すのは家族の絆を確認するためのものです。
内容や勝ち負けはどうでもよいのです。
兄の遺影の前で将棋を指す。それ自体が大事なのです。


私がマンションに帰れなくなった時、
帰る道を示してくれたのが兄の声でした。
もちろん本当の兄ではありません。
私の記憶にある兄の声を幻聴さんが利用したのです。
兄の声なら従うだろうと。
しかし記憶であろうと中身が幻聴さんであろうと
兄が私を助けてくれたことには違いありません。
兄貴、助けてくれてありがとう。


兄は確かに生きていました。
兄が生きていた証をここに記します。