無知の知、不知の知
人間は全てを知る事はできない、知らない事は知らない、
自分には世界について知らない領域があることを自覚する。
私は無知の知、不知の知について自身の体験から教えられたことがあります。
私が持っている知識は全て私の脳が持っている物であるということ。
つまり私の意識は何も知らないということ。
私の意識はいつも知識を自分の脳から借りているだけなのだと気付きました。
人間の意識は生まれてから死ぬまで知識が無いままの存在なのです。
では人間の意識は何のためにあるのでしょうか。
それは人間が人間らしくあるためです。
意識が無いと人間は善悪の判断が動物並みになってしまいます。
また世界を良い方向へ発展させることができなくなります。
自然の摂理は人間に自由意志を与えてくれました。
ですが生まれた直後に自我はありません。
まず自分の体が知識を得てから人格を形成します。
人格を得た後どうすれば良いのか。
今度は自分の意思で知識を脳に与え自分の体と相談するのです。
得た知識は自分にとって良い知識なのかどうか。
良い知識ならば体の調子は良くなり悪い知識なら体の調子は悪くなります。
厄介なのがそれが分かるまで時間がかかるということです。
だから体が悪くなる前に気付くことが重要になってくるのです。
自分の体を下に見る傾向がある人は体を壊すまで気付きません。
自分の意識は知識を持っていないことに気付き
なるべく早く自分の体と和解していただきたいです。