天道と人道
道徳には天道と人道の概念が在ります。
人道は天道の対となっていますが天道の枠の中に有ります。
天道について認識しなければならないことは
人道を除いた天道には慈悲は無いのだということです。
台風が分かりやすい例です。
台風が来るたびに鳥や虫など多くの生物が死にます。
そこに慈悲はありません。
それに対して人道には慈悲が有ります。
台風の場合は被害を減らそうと治水工事をしたり
丈夫な建物を建てたりすることがそれに当たります。
この違いを認識していないと摂理を理解できなくなります。
無神論者は神がいない根拠とし宗教家は苦しい言い訳をすることになります。
人類は滅ぶ可能性が有り、永遠に発展していく可能性も有ります。
これが天道で永遠に発展していく方面に人道が在ります。
宗教は主に人道を扱うので神の慈悲は有ると主張するわけです。
人道は天道の枠の中にあるので拡大解釈すれば天道にも慈悲は有ります。
天道は宇宙規模で考えるようなもので心の無駄遣いが増えてくるので
宗教ではあまり扱わないのです。
ですがハインリッヒの法則により知らないより知っていた方が良いので
機会があれば天道まで知っていただきたいです。