多様性を認める
何事も多様性は重要です。
例えば生物の多様性は食物連鎖を保つ上で必要です。
一つの種が絶滅するとそれだけを捕食していた生物も連鎖的に絶滅するように
多様性が失われると絶滅する速度が上がります。
地球では過去に5回の大量絶滅がありました。
全て自然の変動に因るものです。
現在6回目の大量絶滅期に入っています。
原因は人間です。
乱獲や文明活動によって生態系に影響を与え続けているからです。
だからといって人間は悪なのかという考えは持ってほしくないです。
大きな目で見るとこれも自然の摂理の一環だからです。
人間は高い意識で反省することができる生物です。
ワシントン条約や人工飼育によって絶滅への歯止めをかけています。
遺伝子技術の向上によって絶滅した種を復活させようとする動きもあります。
大量死を引き起こす病原菌を撲滅させることもできます。
人間によって絶滅を免れた生物もいるのです。
進歩している面をさらに推し進めていくことが大事なのです。
多様性は変化をもたらし進化を促します。
食物の多様性は自分の体質に合わせて体を作ることができます。
職種の多様性は経済が活発になります。
創作の多様性は感性を磨きやすくなります。
価値観の多様性は新たな発見につながりやすくなるのです。
だから人種、言語、文化、思想、宗教も
多様性を認めることが進歩発展につながるのです。
一つの価値観しか認めない、一つの宗教しか認めないという考えは
時代を逆行するだけなのです。