「人生は芸術である」
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人間には他の動物には無い様々な欲がありますが
その中でも人間だからこその欲があります。その欲とは芸術欲です。
素晴らしい作品を見たとき感動できるのは
自分の持っている芸術欲が間接的に満たされるからです。
科学ニュースを見た時にワクワクするのも芸術欲が刺激されるからです。
芸術欲は創作欲や知識欲、共感や達成感などの感性で構成されています。
何かを作りたいという想いや面白い作品に出会いたいという欲求こそが
人間を人間たらしめているものなのです。
この芸術欲が満たされないと何を見ても面白味を感じなくなってしまいます。
満たされない状態が続くと最終的には無気力な人間になるか破壊的な行動しか起こせなくなります。
作品にケチを付けずにいられない人というのはそれに気付いていません。
叩くことによって一時の優越感を持てたとしてもそれまでで
自分の芸術欲が満たされることはありません。
満たされないからまた叩いてしまい負のスパイラルに陥ってしまうのです。
作品に出会った時はなるべく楽しもうとすることです。
そして面白かったら称賛し次の作品を求め
自分に合わないと思ったら静かに離れ別の作品を探しに行くのです。
一つの作品に粘着し叩き続けるか、面白そうな作品を追い求めるか、
どちらが自分にとって有意義なのかは考える間でも無いはずです。
そして感性を磨けば芸術欲が満たされやすくなり
大抵の作品は楽しめるようになります。
この姿勢はそのまま人生に当てはまります。
人の欠点ばかり見ず長所を見るようにしたり、
日常生活の何気ない出来事にイライラせず前向きに考えたり、
困難には創意工夫を持って対処すれば自分の芸術欲が満たされるようになるのです。
だから幸せに生きるための処世訓を一言で表すなら
「人生は芸術である」のです。