怒らない人は存在する
怒ることは良くないと分かっていても怒りたくなる人は多いと思います。
普段から怒っている人が陥りがちな思考の檻が有ります。
怒らずに済むのはありえない。心の中では怒っているだろうと。
怒らない人が居るはず無いという思考の檻です。
この檻は天皇陛下がいらっしゃるという点で突破できます。
天皇陛下は公の場で負の表現を一切行ってはならないという
想像を絶する制約の中を生きておられます。
この状態で心の中で負の感情を使ったら心と体の大きな不一致が起き、
すぐに体が壊れてしまいます。
心も負の表現を行わないようにした方が楽になるのです。
怒らなくなるには怒りのデメリットを認識することです。
心臓の寿命を縮める、周りからの心象が悪くなる、判断力が低下する、
判断力が低下するから怪我や失敗をする確率が高くなる。
少し怒るぐらいなら良いだろうと思われる方もいるかもしれません。
憤死という言葉があるように怒りが度を越すと死につながります。
少し怒ると少し寿命が縮むのです。
怒らなくなるのは難しいです。
私も怒らないと決意してから怒らなくなるのに半年かかりました。
怒らなくなってからさらに半年経って
ようやく怒らないメリットを全身で理解できるようになりました。
怒りの思考が湧かないのかという疑問が出て来ると思いますが
ごくまれに怒りの思考も湧いてきます。
怒らなくなるというのは怒りの思考が怒りの感情につながらなくなるということです。
怒りの思考が湧いても感情の方で怒りを防ぐことができるのです。
想像しづらいと思いますが思考と感情を切り離すことができている状態です。
思考と感情を切り離すには思考を客観的に観察することです。
思考を客観視し怒りのデメリットを認識すれば
ちょっとした怒りは消すことができるようになります。